人が死ぬとき

2008年7月1日
今日も夫の愚痴を聞かされた。

今日のは、愚痴というか・・・
世の中の人間ドラマの一ページとういうか・・・

夫が外来で診ている患者さんが
救急車で運ばれてきて
(その患者さんは、救急車をタクシー代わりにしたり
 医療者や他の患者さんに、暴言を吐いたり
 いわゆるトラブルメーカーで、ブラックリストに載ってる人)
今まで「オレは、天涯孤独なんや」
って言っていたのに、初めて娘さんが付き添ってきたという。

夫が「今の状態だといつ急変して亡くなるかもわからないので
   親族の方を集めたほうがいいです」
という旨を伝えて、その後、その患者さんの奥さんと娘さんがやってきて
「死んだら、教えてください。
 この人のために、私たち、散々な目に遭ってきたので
 もう、この人とは縁を切りたいんです」
「先生、こんな人、助けなくていいのに」etc...

80歳近いこの患者さんは、アルコールやギャンブルで
家族を長年にわたって傷つけてきたあげく
何年も音信不通で、離婚の手続きもできないままだったそうだ。

奥さんと娘さんの恨みに満ちた顔が、それを物語っていたという。

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