隠し通すこと
2005年6月13日あっちでは夫の職業を公にしてないんだけど
こっちでは言っちゃいます。循環器科の医師です。
夫が時々してくれる患者の話、お腹を抱えて笑っちゃうものや
シャレになんない話、感動する話、可哀想で同情しちゃうものetc...
で、昨日、聞いた話をブログりたいと思います。
夫が数年前に勤務していた某総合病院でのお話
50代半ばの男性患者は、心臓カテーテル検査を受けることになった。外来診療中、夫は聴診器で心音を聴いたりするので、男性患者の体に彫られた絵も否応なく目に入ってきた。そのような患者はこれまでも何人もいて、その中でも、未完ままの刺青姿の者もいた。男性患者もその一人で、全体に絵は描かれていたが色は入っていなかったそうだ。外来で言葉を交わすたびに<この人、刺青あるけど、ええおっちゃんやん>と夫は感じていた。いよいよ心臓カテーテル検査を控え、術前の診察を終えようとした時、男性患者は言った。
「先生、体に入った刺青のこと、娘には知らせないで下さい」
「私たちが、そのことを娘さんに話す必要性はどこにもありませんよ」
「いや、手術の後、私が寝てる時に、ガウンが肌蹴て見えたら不味いんです。
娘にはずっと隠してきたんですから、お願いします」
と、必死に頼んできた。
夫はしばらく考え、こう返した。
「こちらは、そこまで配慮して、あなたの約束を守ることはできません。
それより、娘さんに本当のことを言った方がいいんじゃないですか?
ガウンが肌蹴て娘さんが気がつく前に、話した方がいいと思います」
30前後の娘さんは、これまで父親と一緒にお風呂に入ることも、海へ行って泳ぐこともなかったそうだ。
そして、手術直前に夫が男性患者と顔を合せた時
「先生、娘に話しました。話して良かったです。」
と言葉を交わし、心臓カテーテル検査が始まった。
いや〜ん・・・
たまには、いいこと言うじゃん!>夫
なんか、ドラマとかになりそうじゃ〜ん。
ほんと、いい感じ〜
こっちでは言っちゃいます。循環器科の医師です。
夫が時々してくれる患者の話、お腹を抱えて笑っちゃうものや
シャレになんない話、感動する話、可哀想で同情しちゃうものetc...
で、昨日、聞いた話をブログりたいと思います。
夫が数年前に勤務していた某総合病院でのお話
50代半ばの男性患者は、心臓カテーテル検査を受けることになった。外来診療中、夫は聴診器で心音を聴いたりするので、男性患者の体に彫られた絵も否応なく目に入ってきた。そのような患者はこれまでも何人もいて、その中でも、未完ままの刺青姿の者もいた。男性患者もその一人で、全体に絵は描かれていたが色は入っていなかったそうだ。外来で言葉を交わすたびに<この人、刺青あるけど、ええおっちゃんやん>と夫は感じていた。いよいよ心臓カテーテル検査を控え、術前の診察を終えようとした時、男性患者は言った。
「先生、体に入った刺青のこと、娘には知らせないで下さい」
「私たちが、そのことを娘さんに話す必要性はどこにもありませんよ」
「いや、手術の後、私が寝てる時に、ガウンが肌蹴て見えたら不味いんです。
娘にはずっと隠してきたんですから、お願いします」
と、必死に頼んできた。
夫はしばらく考え、こう返した。
「こちらは、そこまで配慮して、あなたの約束を守ることはできません。
それより、娘さんに本当のことを言った方がいいんじゃないですか?
ガウンが肌蹴て娘さんが気がつく前に、話した方がいいと思います」
30前後の娘さんは、これまで父親と一緒にお風呂に入ることも、海へ行って泳ぐこともなかったそうだ。
そして、手術直前に夫が男性患者と顔を合せた時
「先生、娘に話しました。話して良かったです。」
と言葉を交わし、心臓カテーテル検査が始まった。
いや〜ん・・・
たまには、いいこと言うじゃん!>夫
なんか、ドラマとかになりそうじゃ〜ん。
ほんと、いい感じ〜
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